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  • 化学品商社特集 岡畑産業、高機能材を国内外に提供
  • 2025年7月7日
  •  岡畑産業(大阪市中央区、岡畑博之社長)は、有機工業薬品や合成樹脂原料、ウレタン原料、エポキシ樹脂などを中心に多種多様な商材を取り扱う化学品商社。なかでもエレクトロニクス分野ではとくに半導体をはじめ多くの電子部品において高機能材料などを国内外の顧客に提供しており、存在感を発揮している。

     国内では東京、大阪、名古屋、和歌山にそれぞれ支店を持つ。全国各地において受託製造(OEM)を行うパートナー会社があり、今後も製造や加工ができる協力会社を増やしていく方針だ。

     一方、海外ビジネスでは韓国や台湾、欧州、中東などに自動車を含めた各種塗料の原料や添加剤、電子材、OA機器関連の消耗材原料などの輸出も行う。中国(上海)、台湾、シンガポールに現地法人を持ち、現地に密着した営業を展開している。

     前期(2025年3月期)は電子材料が後半から挽回し増収増益で終えた。海外でもとくに中国や台湾で電材関連や樹脂原料が牽引した。合成樹脂原料では汎用樹脂・エンプラおよび特殊樹脂を顧客に提供するほか、フィルム加工や成形品を販売しているが、「価格転嫁でき売上高に貢献した」(同社)としている。

     昨年4月にはバイオマス原料や生分解性樹脂を積極的に販売するためにISCCプラスを取得し、ケミカルリサイクル分野へのビジネス拡張の足がかりにしている。「環境商材は世界的な潮流なので、引き続き新規事業へ発展するビジネスを模索していく」(同社)考えだ。

     今期(26年3月期)も電材関連で「受注が高い水準で推移している」として引き続き牽引役となる見通し。自動車用シートや建築資材向けが多いウレタン原料も堅調な動きを維持しており住宅向けの防水材や断熱材の需要にも期待している。加えて、工場の配管向けガラスマット断熱カバーや熱硬化性樹脂を用いた管路更生などの提案にも注力していく。
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