• 大型特集
  • 化学品商社特集 ネップ、アイテム数の増加進める
  • 2025年7月7日
  •  ネップは水処理剤などの商社機能を担う環境保全事業と、人材派遣ビジネスを手がける人材活用事業を経営の2本柱とする専門商社。2025年10月期の上期は減収減益だったが、当初計画比では、想定通りだったという。「重金属処理剤の国内市場がシュリンクしていくなかで、販売をなんとか維持、伸長したい。減った分を海外販売でカバーできる体制を整えたい。また、新規商材の展開など、社内でもチャレンジ精神が芽生えてきている」と竹藤伸雄社長は話す。

     24年は国内自動車メーカーの不祥事などがあり、重金属処理剤の売り上げに向かい風が吹いた。一方で、グループ会社関連で好調分野があったことがネップの業績に好影響を及ぼし、計画達成の要因となった。今後は、社内の風土改革を推進し、商材数を拡充していく方針で、新たな軸となる製品、分野を模索していくという。

     同社は排水処理ノウハウと、きめ細かい営業体制を生かした顧客ニーズへのスピーディーな対応を強みとする。高利益率の新規商材に注力し、持続的なビジネス育成で成長軌道を目指すなか、アイテム数の拡充を進める。海外向けネットワークについては、グループや日系商社、プラントメーカーを通じた日系向け展開を軸に展開し、台湾やベトナムにアプローチしている。「台湾は廉価品との競争で厳しいが、ベトナムでは現地ローカルとタイアップしながら拡販を進める」(同)。

     人材活用事業では、化学品製造や食品製造の領域で豊富な知見・経験を有する人材派遣を行っている。賃上げや待遇改善を行い、魅力的な派遣会社として訴求していく。特に働きたい女性の取り込みを狙い、企業と求職者のマッチングを強化する方針だ。

     社内改革ではフリーアドレスや社員面談を増やす取り組みを実施している。人事面では環境保全事業の部長を人材活用事業の部長と兼務させるなど、両事業のシナジー発揮を狙う人事を行った。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)