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  • 化学品商社特集 双日プラネット、今期も最高益達成視野に
  • 2025年7月7日
  •  双日グループで合成樹脂領域の中核を担う双日プラネット。現中期経営計画初年度の2024年度は中国、アジア中心に海外事業が好調に推移し、業績は過去最高益を記録した。社長直轄の4ビジネスユニット制への移行による意思決定の迅速化も奏功した格好で、25年度も最高益達成を目指す。

     今期の基本方針は「既存事業を磨き、稼ぐ力を向上させるための取り組み強化」と「事業の幅だしや変化に資する新規の取り組み」の2本柱だ。

     前者は、27年4月に予定している100%出資のプラマテルズとの完全統合がテーマの1つ。主要な海外や国内支店で先行して統合作業を進め、営業シナジーや重複する職能組織の最適化を実施していきたい考えだ。

     得意の環境材も積極的に拡販する。伯ブラスケムの「グリーンポリエチレン(GPE)」は多用途展開が緒に就き、大手ブランドのスポーツシューズのソール部に採用されたサトウキビ廃糖蜜由来のEVA樹脂をきっかけに、GPE以外の認知度も高まってきた。

     新規ではグローバルサプライチェーンが大きく変化するなか、非日系の仕入れ先との連携強化で製品の安定供給に貢献する。大手コンパウンダーと連携して競争力ある樹脂製品を国内の家電やOA機器向けに提案し、PA6樹脂・繊維大手の江蘇弘盛新材料(べストリー)とは海外市場をターゲットにPA6のバージン品を拡販させる。欧州に保有する二軸延伸フィルム製造事業会社ではべストリーが開発・製造する廃漁網由来のケミカルリサイクル原料を使用した食品向けバリア包材の販売を計画している。

     いずれのBUもバイオマスや再生材をはじめ環境対応型素材・サービスを共通軸と位置づけ、事業開発を進めている。医薬品の錠剤包装などに用いられるプレススルーパッケージ(PTP)の水平循環の仕組み作りもその1つ。モノマテリアル化を実現する、独ETIMEX製のポリプロピレン(PP)容器材およびフタ材の国内販売を開始した。将来的にはリサイクル材も提供する計画だ。
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