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  • 化学品商社特集 三洋貿易、ファインなど4分野で成果
  • 2025年7月7日
  •  三洋貿易の2025年9月期における第2四半期決算は、売上高が過去最高を更新する一方、営業利益が減益となっている。「利益に関しては、前向きの人的資源への投資の影響を受けたもの。計画通りに進んでいる」(同社)。同社は「ファインケミカル」「インダストリアル・プロダクツ」「サステナビリティ」「ライフサイエンス」分野を重点市場に設定し、成果が実りつつある。潜在コア事業を見直し、28から31案件に増やし、海外拠点発の新規案件も強化する方針だ。

     ファインケミカル分野では、ゴムでは機能性ゴム素材に期待し、中国ダウホン社のフッ素ゴムの拡販に注力、国内市場20%が目標。また、蘭アランセオ社のバイオ由来エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)や、タイローカル企業の天然ゴムなどの販売を開始する。化学品では国内の半導体関連の伸長に合わせ、電材向けに窒化ケイ素、ポリエーテルポリオールなどの拡販を狙う。

     自動車関連などを扱うインダストリアル・プロダクツでは、EV・プラグインハイブリッド車(PHEV)向けバッテリー診断機「ETX010」を発表。販売台数1500台を目標に、自動車アフターマーケットへ新たに参入した。今後もバッテリー交換関連製品を随時発表予定で、自社ブランド「エバーブルードライブシリーズ」として展開する構えだ。

     サステナビリティでは木質バイオマス発電関連案件や飼料加工機器の関連消耗品販売で大きく売り上げを伸ばす。洋上風力発電関連製品を取り揃え、事業の柱へと育成を進めている。

     ライフサイエンスでは、グループ会社で、畜産機能性原料・飼料を扱うワイピーテックが新発売した乳牛向け飼料「メタスマート」の拡販に力を注ぐ。

     社員の働きやすさを追求する。4月には本社7~9階のレイアウトを刷新するとともに、3階を新たに増床。人員増加を見据えた快適な業務環境の確保を進める。
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