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  • 化学品商社特集 荘司産業、営業増員し人材育成も力
  • 2025年7月7日
  •  荘司産業は、医薬向けやサプリメント・化粧品の原料といったライフサイエンス分野の強化と既存の化学品の取り扱いで着実な成長を目指す。サプリメント原料では、東南アジアを中心に調達先を拡大し顧客のニーズに対応。化粧品向け原料にも積極的に取り組むほか、化学品は既存ビジネスを着実に遂行する。新しいビジネス創出では各分野で顧客の要望に合った原料を提供していく。

     同社は主に界面活性剤の商社として1951年に発足し、創立70年以上となる。現在は酢酸、アミン類、過酸化物、有機金属化合物を含む合成原料、有機溶剤、機能性モノマー・ポリマー、重合触媒などの化成品ほか界面活性剤や酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤・離型剤などの樹脂改質・プラスチック添加剤や分散染料、反応染料、蛍光染料、カチオン染料を含む色材などを取り扱っている。

     前期(2025年5月期)は、増収となったが自動車分野向けの原材料の販売数量が計画未達となり若干の減益で着地した。全般的に原材料の値上がりによる価格改定の影響もあったが、サプリ原料などは順調に推移した。

     今期は、「米国関税などで輸出関連は懸念しているが、国内の市場環境は決して悪くない。サプリ原料はヘルスケアや健康食品関連で需要は安定している」(大畠博文社長)としている。海外ビジネスでは輸入では既存品以外で調達先の拡充を目指すほか商材の品質管理を強化していく。

     民間の紹介サービスなどを活用し営業を増員した。人員を増員したことについて「将来の年齢構成を考えた上で決めた。先行投資的な意味合いもあるが、若手人材を育てて戦力化していくことは今後も化学品商社にとって重要なキーワードになる」(同)として、業務効率化につながる労働環境の整備も進めていく。
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