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  • 化学品商社特集 岩上商事、成長へ新たな営業戦略開始
  • 2025年7月7日
  •  岩上商事は今期(2026年2月期)に売上高10%増を目指す。橋梁の塗料剥離剤の販売増、価格修正、既存ビジネスの着実な伸長によって目標を実現する。また新たな営業戦略も開始する。

     同社は無機・有機化学薬品の販売、スライム除去剤「デスライム」や総合水処理剤「コントライム」といった空調関連の水処理薬品販売とそれにともなうメンテナンスおよび工事、包装資材全般の販売の3事業を手がけている。

     前期業績は橋梁の塗料剥離剤の販売が伸び悩みわずかな減収減益となった。今期は売上高10%増を目指し、目標達成に向けて小口顧客を対象に「ハッピーコール」と名付けた電話営業を開始する。岩上浩之社長は「全体の売上高の2割弱が小口顧客だがその数が多く、今まではきめ細かいフォローができていなかった。そこで受発注の部署が中心となり、電話営業を行うことで顧客とのコミュニケーションの機会を増やし顧客の困り事や課題など営業と情報共有する」と説明する。

     営業部門や管理部門で社員を増やしたことから、引き続き社員教育に力を注ぐ。また昨年からクラウドシステムを活用した受発注システムの構築が遅れていたが、下期の完成を目指し運転を開始する予定。ホームページのリニューアルも検討している。

     同社は東京・亀戸で工業薬品と薬品容器を扱う個人商店として明治39年に創業し、昭和2年に合資会社岩上商店、昭和18年に商号変更により岩上商事となった。応接室には岩上商店だった時代に従業員が着用していたと思われる半纏が額に入れて展示されている。岩上社長は、「当社の理念である『利他』の精神を大切にしながら発展させていきたい。今年から社内で『ワンチーム』と声をかけている。社員一同がお互いを認め合い、風通し良くコミュニケーションを図り収益を高めていきたい」と述べる。
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