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  • 化学品商社特集 ヤマキ商事、組織体制一新し効率向上
  • 2025年7月7日
  •  有機溶剤の小分け販売を手がけるサプライヤー、ヤマキ商事(京都府長岡京市)は、2025年1月に創業50周年を迎えた。同社は大手化学メーカーから有機溶剤を直接仕入れる一次店で、原料不足が懸念される市況下でも安定供給を維持している。貯蔵・充填・配送・使用済み容器の回収に至るまで自社一貫体制を構築しており、品質や納期管理など顧客の細かなニーズに柔軟に対応している。その結果、顧客満足度は高く、長年にわたって継続的に取引を続ける企業も多い。取引先は医療や電材など高品質が求められる分野が中心で、市場ニーズの高まりとともに同社の業績も堅調に推移している。

     高品質な製品提供を支える仕組みの一つが、ステンレス容器を繰り返し利用する「通缶方式」だ。耐食性に優れるSUS容器は有機溶剤の品質保持に優れ、洗浄や廃棄による環境負荷の低減にも貢献する。鋼材価格の高騰にも左右されにくくコストパフォーマンスも高い。同社は200リットルのSUSドラム缶6800本、1000リットルのSUSコンテナ280基を保有し、熟練社員による徹底した検査・管理体制のもとでの運用も高品質を支えている。

     さらに今年2月から、将来の成長を見据えた組織改編にも着手。従来業務本部に属していた管理部門を「技術本部」として独立させるとともに、新たに「生産技術課」を設立した。社長直轄で設立された専門チームで、構内業務におけるムリ・ムダ・ムラを徹底的に排除し作業効率の向上を目指す。従来は構内保全を各社員が個別で対応していたが、専属で管理する体制とすることで、業務品質を向上し組織全体の力も高める狙いがある。体制強化を通じてブランド力を一層高め、より高い顧客満足とSDGsにつながる持続的な事業成長を目指していく構えだ。
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