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  • 化学品商社特集 平泉洋行、化学品は中国市場攻略に力
  • 2025年7月7日
  •  平泉洋行は3カ年の経営計画を推進中だ。前期(2024年1~12月)の売上は、計画比では未達だったが23年比では微増となった。労務費などのコストアップ、物流費の高騰などのマイナス要因もあるなか、経営計画の最終年度に当たる今期は、積極的に国内外の営業活動を強化し、持続的な成長を図る。

     同社は化学品、機械、経営企画の3ビジネスユニット体制で収益強化を進める。化学品ではゴム・エラストマーやポリウレタンを扱う。今期は中国市場を注視する。昨年2月に主要取引先の一つである蘭アランセオ社が江蘇省常州市に水素化ニトリルブタジエンゴム(HNBR)工場を建設する計画を発表し、今年中に完成予定。年間生産能力は将来的に5000トンが見込まれる。これを機に同社中国法人である平泉貿易と連携し、さらなる中国・日本市場攻略を進めていく。

     機械ビジネスは新規商材の発掘に注力し、タイヤメーカーを中心に重点的な活動を実施し着実に成果を出している。また、液状シリコーン関連のトピックも増えており、同事業部ではCAEソフトウェア(SIGMASOFT)によるシミュレーション技術を提供。世界最先端のゴム流動解析および金型電熱解析技術により開発期間の短縮や不良低減・省エネ化につなげる。

     経営企画ユニットでは、海洋プラなどの水面浮遊ゴミを回収する装置として、水上ドローン「JELLY FISH BOT(ジェリーフィッシュボット)」を取り扱い、資源循環の課題に取り組む。大阪・関西万博でも運営協力し、会場内で稼働しており、認知を広げている。そのほか、エルコム製のスマートごみ箱「Reebo(リーボ)」の普及に向け、実証を重ねる。

     グループ会社のH&Kでは、主力製品であるウレタン注型剤、ウレタン接着剤、ポリウレタンウレア、ハイナートなどの拡販に向けて海外プロジェクトチームを発足させた。インド、アメリカ、欧州などグローバル市場の販路拡大を狙う。
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