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  • 化学品商社特集 白石カルシウム、プラスαの機能材料に焦点
  • 2025年7月7日
  •  炭酸カルシウムのパイオニア、白石グループの中核商社である白石カルシウムは、環境ビジネスや電子材料、海外事業といった成長市場にあらゆるリソースを投じ、さらなる躍進を狙う。同グループの白石中央研究所と連携して独自素材の開発に注力。多様化する社会のニーズに応えている。

     無機フィラーを中心に多様な原材料を扱う同社は、幅広い知識と経験を武器に、高機能素材や未来に向けたプラスαの機能を持つ材料提案を加速させている。樹脂フィラーマスターバッチ「セメレイク」については、軽量化技術展などの各種展示会を通して商品の有効性を広く発信しており、従来の自動車分野に加えて、非自動車分野への用途拡大にも取り組んでいる。このほか、プラスチックの軽量化や環境対応へのアプローチとして、セルロースナノファイバーコンパウンドの開発を推進。また、ISCC Plusの認証を取得し、サステナブル素材の拡販に取り組んでいる。農業分野では、子会社であるアグロケミテック北海道工場にて飼料等のGMP認証を取得。今後さらに受託生産を拡大していく。

     海外展開においても成長市場に向けた営業資源の投資に注力。ベトナムではホーチミンとハノイの2カ所に拠点を置き、電子材料や食品、農薬、肥料などの市場開拓を推進。拡大を続けるインド市場では、従来からの合成ゴムの拡販に加え、建築向けシーラント資材の販売にも注力している。

     産学連携による製品開発では、大阪大学や複数の民間企業で構成する「海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム」に参画し、土壌中はもとより海中でも生分解が可能な製品の開発を進めている。

     カルシウムに関する独創的な研究の振興と研究者の育成を目的に2022年に設立した「白石科学振興会」では継続して助成事業を実施。2026年度分の助成は7月31日まで応募を受け付けている。
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