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  • 化学品商社特集 前田化学、3カ年計画で利益拡大狙う
  • 2025年7月7日
  •  前田化学は来年120周年を迎える老舗の化学品商社で、化学工業薬品を中心に無機薬品、有機薬品、界面活性剤、シリコーン、鍍金薬剤など幅広い商材を扱う。100年を化学業界と歩んできた同社だが、昨年に“次の100年も、「化けモノ」であり続ける”~Be a Monster of Chemicals~のキャッチフレーズと方向性を打ち出したほか、今年から3カ年計画も始動、新たなステージに入った。今後も伝統あるものに敬意を示しつつ、新しいものを貪欲に取り入れていく、京都スピリッツを堅持していく。

     「化けモノ」は、企業と企業をつなぎ化学の力で新しいビジネスを「産み出すモノ」、人と人のご縁を大切に価値あるネットワークを「つくるモノ」、変化する時代の要請にスピーディーに「こたえるモノ」、これからの未来のために地球環境に良い影響を「与えるモノ」、日本の技術を世界へ発信し世界の技術を日本へ「取り入れるモノ」の5つのモノを指し、化学品商社としての矜持とビジネス拡大につなげる思いを打ち出した。併せてカタツムリのキャラクター、MAECAL(マエケル)も生み出した。3カ年計画はその実行であり、利益拡大を目指す。3年後には売上高比5%の営業利益を達成する。

     近年は堅調で最高収益を上げた2023年度に続き、前期も好調に推移した。3カ年計画初年度の今期はさらに拍車をかけていく構えで、半導体用薬剤のほか、現地法人のあるフィリピンが原動力と期待する。フィリピンでは土木関連商材が拡大、牽引するほか、建築向けも有望で提供した特殊塗料が耐震性につながるとして注目を集めている。今後も幅広い商材を提案、早期の黒字化を目指す。

     今期から管理体制にメスを入れる。基幹システムなどを導入、情報の一元管理と共有化を図ることで業務の効率化を推進、働きやすい環境も実現していく。
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