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  • 化学品商社特集 丸和物産、新中計始動 技術営業強みに
  • 2025年7月7日
  •  丸和物産は技術営業を重視したビジネスを展開している。2025年度から開始した新中期経営計画では、基本戦略は前中計を踏襲しながら環境関連ビジネスへの取り組みを促進していく考え。注力分野として半導体、自動車、環境・エネルギーを設定している。

     同社は米デュポン製品を取り扱う商社として1950年に発足した化学品商社。取り扱い製品は石油燃料添加剤をはじめ、ガソリンのオクタン価測定装置を含む各種分析装置、フッ素系などの潤滑剤、潤滑油添加剤、グリコール酸などの有機化学品、光学・電子機器用材料など幅広い商材を扱っている。創立から現在まで技術営業を重視したビジネスを展開しており、複数のサプライヤーから高い評価を得ている。

     前中計の最終年度となった2024年度の業績は、自動車、電子など各分野とも好調に推移し、同計画で設定した目標も達成、過去最高を達成している。

     4月からスタートした新3カ年中期経営計画では基本的にこれまでの内容を踏襲し、半導体やIT、自動車関連産業、非石油系燃料に関連するビジネスを強化する。さらに環境・エネルギー関連にも注目していく。環境テーマの一つとして、SAF(持続可能な航空燃料)周辺の新たな添加剤や分析装置といった商材への展開を視野に入れており、顧客との商談を進めている。

     現在取り扱っている商材のなかで、グリコール酸は米ケマーズ社から米ピュアテックサイエンティフィック社への事業売却後も丸和物産が継続して販売しており顧客から評価されている。24年から開始したケマーズ社のアゾ系重合開始剤の販売については、自社の既存リソースとの相性が良く販売が好調で、今後も顧客数の増加を見込んでいる。

     社内では、同社が得意とする技術営業を生かすための人材教育に注力していく方針だ。
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