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  • 化学品商社特集 大和化成、グループ力強化へ構造改革
  • 2025年7月7日
  •  大和化成グループの商事部門である大和化成は、金属表面処理薬品や防錆剤などの工業製品のほか、無機工業薬品や食品関連製品を扱う。ノンシアン銀メッキ液「DAIN SILVER」シリーズをはじめ、自社オリジナル製品を多数ラインアップ。安全性はもちろん製品ごとにさまざまな機能性を有し、電子部品やコネクタへの採用が進んでいる。今後もニッチ領域での独自性を武器に攻勢を強めていく。

     大和化成は研究開発、製造機能を担う大和化成研究所とともに大和化成グループを形成、ニッチ、エコ、グローバルをキーワードに三位一体、一丸となりニーズに対応し製品やサービスを提供する。最近は関連会社の三和化学工業との合併構想や同じく大和特殊との連携など、グループの構造改革が進行中。6月には大和化成研究所の新倉庫が完成、今後は機能強化・拡張により危険物の取扱拡充を進めていく計画だ。

     好調なのが自社ブランドの工業薬品。とりわけDAINをはじめとする自社製品が健闘している。欧米では機械部品への採用や次世代半導体部品への導入も検討されているという。直近ではAI需要もありデータセンター用半導体材料向けの出荷が伸びている。同社ではサプライチェーンの変化や法改正といった最新情報にも力を入れており、素早い情報収集が提案力につながり成果に反映されている。

     海外市場も強化しており、新たなフェーズに入ってきた。拠点のあるタイでは表面処理薬品、メッキ薬品、防錆剤が伸長し黒字展開を果たしたところで、今後攻勢を強めていく。昨年からはインド市場も開拓、展示会出展を機に商談へ進展しているほか、今年はベトナムで2つの展示会に出展、商機につなげる。このほかインドネシア、マレーシアでは、防錆剤が新幹線に使用されており、これを足掛かりに現地代理店の協力を得て、販売強化につなげていきたい考え。
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