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  • タイ特集 サンヨーカセイ(タイランド)、主力2製品 域内で開拓
  • 2025年7月28日
    • 前田哲社長
      前田哲社長
     三洋化成のタイ現地法人、サンヨーカセイ(タイランド)(SKT、前田哲社長)は、第2プラント「TP-2」のフル稼働に向けて域内でのマーケティングを推進している。永久帯電防止剤および界面活性剤を東南アジアおよびインドで早期に実績化させたい考えだ。

     ラヨン県に構える工場の「TP-2」では2022年から永久帯電防止剤を生産。オレフィンやナイロンを対象に各2グレードを手がける。ICチップの搬送トレー向けを中心に三洋化成を通して米国、中国、台湾、韓国市場に供給している。加えて域内での実績化も狙い、現地コンバーターなどへの営業を推進している。家電部品用途などへの応用も念頭に置く。

     また、「TP-2」では、シャンプーやリンスといった香粧品向けにアニオン系およびカチオン系の界面活性剤も24年から生産。ハイエンド向けの高付加価値品で、現在は日本と中国市場へ供給しているが、域内での実績化に向けて顧客評価などを進めている。中小の化粧品メーカーへの提案力を高めるために、大手化粧品メーカーで経験があるローカル人材をコンサルタントとして求人中。自社で処方設計して提案していく戦略だ。

     一方、SKTは三洋化成グループ製品を販売する商社機能も持つ。特に潤滑油添加剤の域内での展開に力を入れている。主力用途はエンジンオイル向け。燃費向上や環境負荷低減に貢献し得る高機能品で、自動車市況が低迷するなかにあっても販売は24年比を上回る水準で推移している。

     さらに三洋化成グループではペプチドを葉面散布し、農作物の品質向上や収量増大につなげる「ペプチド農業」に取り組んでいるが、タイでも事業化を模索する。SKTに出資するVIVインターケムが農業資材を供給する農園で5月からキャッサバに対する実証実験を開始した。今後、ドリアン、唐辛子、トマト、タマネギも検証予定だ。
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