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  • タイ特集 テイカタイランド、2社の技術力・販売網活用
  • 2025年7月28日
    • 平尾拓司社長
      平尾拓司社長
     テイカと三井物産の合弁でアニオン界面活性剤を製造販売するテイカタイランド(平尾拓司社長)。テイカの技術力で顧客ニーズに応えるとともに、三井物産が保有するネットワークを生かしてさらなる市場開拓を推進する。

     テイカグループは大阪工場およびベトナム拠点でも界面活性剤を製造するが、同社は年5万トンと最大の生産能力を有する。衣料用や台所用洗剤向けを中心としたアルキルベンゼンスルホン酸(LAS)、主にシャンプーといったパーソナルケア向けのラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)を製造している。

     約9割がタイ国内市場向け。うち約6割がグローバルブランドに顧客ニーズに対応した高機能品を供給している。一方、昨今勢いが増すローカルメーカーへの販売が約4割を占める。中国メーカーなどが安値攻勢をかけるなか、パーソナルケア向けを中心に採算性を重視して拡販を図っている。

     タイ市場が成熟するなか、海外展開も強化していく戦略。すでにミャンマー市場には進出しているが、カンボジア、ラオス、インド、バングラデシュといった成長市場にも照準を置く。これら地域の開拓には、三井物産が持つネットワークを駆使していく。日本、ベトナム拠点とも連携して商圏を広げていく構えだ。

     さらに同社はタイ投資委員会の国際貿易センター(ITC)ライセンスを持つ。酸化チタンといった日本をはじめとするグループ拠点の製品も域内で販売するが、グループでの原料の一括購入という点で重要な役割を果たしている。一大生産地である東アジア、東南アジアで主原料を大量取引することでコストメリットを生み出していく。

     アマタナコン工業団地(チョンブリ県)に置く工場には遊休地があり、今後、界面活性剤以外でグループの既存事業と関連した製品の製造も念頭に置く。
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