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  • タイ特集 ハイテク・バキューム・サービス・タイランド、高い品質と信頼性を訴求
  • 2025年7月28日
    • 高橋高史社長
      高橋高史社長
     タイに現地法人2社を構える鈴木商館。ハイテク・バキューム・サービス・タイランド(HTVST、高橋高史社長)は、真空ポンプのメンテナンス事業を担う。2024年度は増収増益を確保した。同社は11年からビジネスを展開しており、日本の真空ポンプメーカー各社の機器について、純正部品を活用し対応する。メーカーでの技術研修も行ったエンジニアを擁し、技術力の高さが強みだ。高い品質と信頼性を訴求し、商機を獲得する。

     HTVSTでは、鈴木商館での長年の実績と技術を生かし、各種機器サービスを展開する。専門性の高いエンジニアが、日本の機器メーカーとの継続的な関係強化を通じ、オーバーホール(OH)やトラブル対応を行っている。メンテナンス技術の向上にも注力し、日本の真空ポンプメーカーでの技術研修も定期的に実施している。

     現在は装置搭載型ポンプとヘリウムリークディテクターが2本柱。工場はバンコク近郊のアユタヤに立地し、3つのメンテナンスラインを有しており、うち一つはヘリウムリークディテクター専用だ。

     現状は、顧客の多くが自動車部品の製造・加工業。次いで樹脂材料や化学品製造業が多い。ただ最近は、電気自動車(EV)などで中国系企業の進出が目立つほか、それを背景に装置・機械分野で中国系・ローカル系の導入も進む。同業のメンテ企業も中国系やローカルが台頭しており、動向を注視しつつ技術面での差別化に磨きをかける。

     新規事業の創出も課題とする。その一環として、一部の装置メーカーと協力関係を構築し、真空装置のアフターサービスを提供し始めた。数年をかけ、3本目の柱として軌道に乗せる考えだ。

     今後も装置関連の現地サービスを企画し、業容面で裾野を広げる。ローカルスタッフの育成を通じ、現場レベルの企業間パートナーシップも強化して、新規案件の獲得にもつなげる。
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