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  • シンガポール特集 レゾナック・アジア・パシフィック、成長市場に機能性材料展開
  • 2025年11月17日
    • シム・モンテック社長
      シム・モンテック社長
     レゾナック・アジア・パシフィックは、東南アジアから南アジア、オセアニアの製造・販売・マーケティングをつかさどる地域統括会社だ。半導体分野向けを中心とした機能性材料や、使用ずみプラスチック由来の低炭素な製品を強みに、成長著しい市場の機会を捉える。

     同社は、旧昭和電工および旧日立化成のシンガポールの3社が統合し2023年に発足。シンガポール以外に、フィリピン、マレーシア、ベトナムにも支社を持つ。幅広いレゾナックグループの製品を販売し、売り上げの約半分を半導体材料が占める。電子部品材料が3割と続き、塗料、ポリマー、化学品関連の製品も販売している。

     収益の柱である半導体材料では、高純度ガスや感光性フィルム、CMPスラリーのマーケティングに注力。さらに、熱マネジメント材料として、エポキシ樹脂封止材、耐熱性絶縁コーティング材、焼結銅ペースト、アルミ放熱フィン、放熱シートなどの製品が好調だ。また、同社のアプリケーションエンジニアは、日本のパッケージングソリューションセンターのエンジニアと密接に連携し、迅速な現地対応、信頼性の高い技術支援を提供している。

     シム・モンテック社長は、「AI半導体や高帯域幅メモリー(HBM)関連の先端プロセスの登場により、ASEAN地域の半導体市場はかつてない成長を遂げている。世界で高シェアを誇る半導体材料を多数保有する私たちは、この分野の革新と発展への貢献に尽力していく所存だ」と語る。

     半導体関連以外では、低炭素なアクリロニトリルの販売に注力している。川崎事業所で行っている、使用ずみプラスチックのガス化ケミカルリサイクルによって製造されたアンモニアを原料とした製品だ。持続可能な製品の国際認証制度であるISCC PLUS認証も取得している。循環型でCO2の排出も削減でき、顧客からも高い評価を得ている。
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