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  • シンガポール特集 東ソー・アジア、先端事業製品群など拡販
  • 2025年11月17日
    • 北秋元 社長
      北秋元 社長
     東ソー・アジア(北秋元社長)は東ソーグループ付加価値素材群、先端事業製品群の販売数量を伸ばす。東南アジアに対するウレタン原料供給を安定した収益基盤に、近年では人員・組織強化をともないながら、戦略製品や東南アジア・インドで需要増が見込める高収益製品の比率も高めていく。

     東ソー・アジアは1997年の設立。アジアに置く販売会社としてはグループ内で最も古い。エチレンアミン(EA)を始めとするファインケミカル製品の販売からスタートしたが現在では靴底や断熱材などに展開するジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)が、ベトナム向けを筆頭とする東南アジアやインドなど幅広く展開する収益基盤となっている。

     ただ、MDIは需給バランスの変動による市況の上下動が避けられず、今期は価格下落に影響を受けている。これを下支えするかたちで有機化成品・ポリマー・高機能材料といった、東ソー・アジア内で人員を増やして取り組む製品の拡販が堅調だ。設立当初から扱うEAは二塩化エチレン(EDC)から製造する、ハイアミンが堅調。船底塗料に使われるエポキシ樹脂硬化剤用途が支えている。タイヤに使われる臭素化ブチルゴム向けに、臭素の需要も安定しているという。

     クロロプレンゴムでは、販売領域の拡大を見込む。東ソー・アジアにおけるマーケティングと日本国内における製品開発が実を結び、注力してきた医療用手袋向けラテックスの販売が伸びている。自動車排ガス処理触媒などに用いられるハイシリカゼオライトも好調だ。インドの排ガス規制強化を背景に需要が増加している。

     今後は、歯科材料としてグローバルトップシェアを持つジルコニア粉末を歯科材料、装飾材料向け中心に市場開拓を続け、バイオサイエンス事業製品はグリコヘモグロビンや免疫検査装置・試薬のほか、分析用カラム、日本の拠点で増強を進める分離精製剤「トヨパール」も拡販していく。
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