• 大型特集
  • シンガポール特集 プライムエボリュー・シンガポール、アジアから世界へPE拡販
  • 2025年11月17日
    • 坂東秀樹 社長
      坂東秀樹 社長
     プライムエボリュー・シンガポール(EVLS、坂東秀樹社長)は、ハイヤーαオレフィン直鎖状低密度ポリエチレン(PE)「エボリュー」の市場深耕を推進し、差別化製品の開発と拡大を加速することで確固たる事業基盤の構築を目指す。

     EVLSはプライムポリマーが80%、三井物産が20%を出資する合弁会社であり、エボリューの生産能力は年間30万トン。市原工場(千葉県市原市)に次ぐ第2プラントとして操業を開始し、来年で10周年を迎える。この間、高い機能性を生かし、中国や東南アジア市場を中心に、差別化製品の開発と拡販に取り組んできた。

     エボリューは、メタロセン触媒を用い、三井化学独自の2段重合法により製造しており、多様な特徴を持つグレードを取り揃え、顧客ニーズに柔軟に対応している。品質面に加え、技術サービスや営業サポートにおいても、他社との差別化を図る。

     衛生性の高さから、食品包装やパウチのシーラント材として広く使用されており、薄肉化や高速ヒートシールに適している。とくに低温ヒートシールが求められる包装用途に対応したグレードの拡充を進めており、モノマテリアル包装向けのレジン開発にも注力し、着実に伸長させている。最近では製造技術の特性を生かし、高速充填と優れた密封性を兼ね備えたグレード展開も進行中。さらにケミカルリサイクル由来のエチレンを使用したエボリューもラインアップに加え、リサイクル材ニーズにも対応する。またプライムポリマーの海外拠点として、日本国内の特徴ある製品との連携により、顧客ニーズに応じた幅広い提案ができる点も大きな強みである。

     現在、中国や東南アジアでの新規需要の獲得に加え、今後さらなる成長が期待される南アジアやEMEA地域への販売拡大にも注力している。環境配慮型製品や高機能包装材に対するニーズは地域ごとに多様であり、現地顧客との対話を通じたソリューション提案により、エボリューの市場浸透を一層推進していく。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)