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  • 化学品商社特集 ゴードー、5拠点でBCP需要を獲得
  • 2025年11月25日
  •  ゴードーは、原材料調達から製造、物流まで手がける一貫体制を強みとする。本社(東京都中央区)をはじめ、札幌・大阪・福岡の3支店および受託製造(OEM)拠点の札幌工場(北海道北広島市)、東京工場(埼玉県久喜市)、関西工場(兵庫県神崎郡)、九州工場(佐賀県神埼郡)に加え、子会社となった服部ケミカル(名古屋市中区)の春日井工場(愛知県春日井市)の5つの製造拠点を生かし地産地消体制をさらに強化する。

     同社は有機溶剤・無機薬品・アルコール関連製品・食品・産業資材関連分野の商材を取り扱う化学品商社。石油化学製品、エタノールを主成分としたアルコール製剤などの受託加工などを含むOEM事業が柱となる。

     最近はアルコール関連の需要増から関西工場、札幌工場で製造棟を新設し、東京工場でも第2工場の構築をはじめ設備投資を進め地産地消型の供給体制を強化している。

     今期(2025年12月期)はこれまで(1~9月)売上高、販売数量、販売利益ともに前年を上回るペースで推移している。各種コストが高騰するなかOEM案件のほか無機薬品など原料販売で新規取引が増えており、全国の製造拠点や物流機能を生かしたキメ細かい対応で「顧客が調達先を分散させるBCP(事業継続計画)需要」(中井博之専務)を獲得する。

     今年1月に子会社となった服部ケミカルには、ゴードーから6人が出向し、営業ほか製造、品質管理の機能を強化している。年内には春日井工場での設備投資を完了する予定で、来年度からOEM生産を本格始動させる。

     顧客への納入を安定させるため物流基幹システムによる全国の輸送状況を可視化させている。人材面では計11人の新卒者を採用しており、来年度には工場や品質管理、営業部門に配置させる予定。引き続き、品質管理部門の充実や在庫管理の徹底、業務処理効率の向上に注力する。
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