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  • 化学品商社特集 エストケム、筋肉質な企業体質に変貌
  • 2025年11月25日
  •  エストケムでは現在、2028年度(2028年1~12月)を最終年度とした5カ年の中期経営計画を推進中だ。単体で売上高310億円、経常利益4億5000万円、グループ全体で売上高370億円、経常利益6億円を目指すなか、2年目となる25年度は、減収増益の見込み。基礎化学品分野の市況低迷や中国を中心市とした東アジア向けの輸出が伸び悩んだものの、利益面では先端材料の提案などが奏功。「筋肉質な企業体質に変貌しつつある」(住吉清社長)としている。

     同社は「ベーシックケミカル」「パフォーマンスケミカル」、「コーティング・ヘルスケア」「先端材料」の4事業部を展開。社会情勢の変化に対応し、顧客の求める商材の提案に注力中だ。

     ベーシックケミカル事業は、石油化学業界の再編動向を注視しながら、不足が予想される代替品の提案を図る方針。そのなかで取扱品のポートフォリオの見直しを進めていく。

     ウレタン樹脂原料が主力のパフォーマンスケミカル事業では引き続き、各種樹脂メーカー向けの提案を強化する。ただ、同用途向けの荷動きが悪化していることから、今後は商材の拡充を計画。フィルム製品など川下展開を推進するとしている。

     コーティング・ヘルスケア事業では、環境対応商材の提案を強化する考え。UVインキ原料、住化粧品原料、住宅建材向け材料などの分野でこのような動きをフォローしていく。

     先端材料では、世界的なデジタル化や生成AIの普及にともなうデータセンター・半導体需要の拡大を背景に、電子材料・機能性化学品分野での提案を強化。次世代デバイスやインフラを支える商材群の拡充を進めている。
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