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  • 化学品商社特集 平泉洋行、SNS利用した営業活動も
  • 2025年11月25日
  •  平泉洋行は3カ年経営計画の最終年度を迎え、持続的成長に向けた事業基盤の強化を進めている。2025年12月期は前年比で増収増益を見込み、来期は売上高150億円を目指す。米国の関税政策など外部要因への懸念もあったが、影響は限定的だったという。

     同社は化学品、機械、経営企画の3ビジネスユニット体制で収益拡大を図る。化学品分野では、ゴム・エラストマーやポリウレタンなどの商材を中心に拡販を進める。主要取引先のアランセオ社が中国・江蘇省常州市で建設中の水素化ニトリルブタジエンゴム(HNBR)工場は、来年1月の稼働を予定しており、中国法人平泉貿易(上海)と連携して日中両市場の攻略を強化する。ランクセス製ゴム薬品の販売も伸長しており、中京地区を中心に新規顧客の獲得を狙う。また、平泉貿易では輸入接着剤の取り扱いを拡大し、日本市場に競争力のある商材を提案する。

     タイヤメーカーを中心とした機械ビジネスでは、CAEソフト「SIGMASOFT」による流動・熱解析支援を通じ、金型設計、製品開発の効率化に貢献している。

     経営企画ユニットは、SDGsやリサイクル対応製品の普及を推進。海洋ごみ回収用ドローン「JELLYFISH BOT」を大阪・関西万博で運用させ、認知も拡大した。回収物をリサイクル業者に販売するスキーム構築を進めている。

     一方でデジタル発信にも力を入れる。平泉洋行およびグループ会社H&Kのホームページを刷新し、インスタグラムやティックトックの公式アカウントを開設。H&K製品や事業活動を発信しており、SNS経由での問い合わせもあった。採用活動においても若年層への訴求につなげたいところ。

     グループのH&Kでは、ウレタン注型剤、接着剤、ポリウレタンウレア「ハイナート」など主力製品の海外展開を本格化。東南アジアやインド、欧米市場で販路拡大を図る。
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