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  • 化学品商社特集 ファイン商事、30年度までの中計を策定
  • 2025年11月25日
  •  ファイン商事は、ファインケミカル領域の原料探索からの輸出入および在庫販売事業や中国、インド、韓国、国内での受託製造(OEM)事業、汎用品の輸入代理店事業などを手がける。滋賀県甲賀市に詰め替え設備を有した専用倉庫を8月に稼働し、無水塩化アルミの各種包装に対応した詰め替えおよび在庫販売を本格化した。

     ファイン商事は、2015年にファインケミカルの老舗商社であるコーア商事を、18年には韓国や東南アジアの市場に強みを持つケムスターコーポレーションを合併・買収(M&A)により子会社化し、ケムスターコーポレーションを23年12月に完全吸収合併した。これら業歴のある子会社から得た根強い仕入れ先・販売先のパイプの強みを生かし、シナジーを十分に発揮する。

     今年で創業17年目を迎え、「売上高100億円達成」および「創業50周年を安定成長企業として迎えるための組織づくり」を柱にする30年度までの中期経営計画を策定した。一昨年から営業や管理部門の人員を増やし組織体制を強化している。

     代理店ビジネスではインドのグラシム・インダストリーズ社の無水塩化アルミの日本向け総代理店および中国の浙江建業化工股份とトリエチルアミンの条件付き販売代理店契約を結び国内への在庫販売を展開。中国大手化学メーカーの聯化科技の子会社とベンゾニトリルおよびベンゾグアナミンの国内、韓国向けの販売代理店契約を結び、輸入販売と在庫販売を開始する。

     海外では、中国・上海にある現地法人「上海凡叶国際貿易有限公司」が汎用原料・中間体、汎用溶剤の輸出入に加え、新規化学物質の探索や受託支援までを手掛ける。江蘇省泰興経済開発区にある合弁工場「江蘇鳴翔化工有限公司」では、機能性材料の中間体ほか医薬・農薬中間体のOEMおよび合成プロセス開発を中心に展開する。インドではサテライトオフィスを来春に現地法人化する予定。
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