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  • 化学品商社特集 松浦、海外強化 南アジア視野
  • 2025年11月25日
  •  松浦は老舗化学品商社として顧客視点でニーズに応え、時流にあった商材をタイムリーに提供していく。同社は化学品事業、機能性色材事業が柱で、2027年に150周年の節目を迎える。中期経営計画の2年目である今期も計画通りに推移するなど足元は堅調。最終年の来期に向けさらなる拡大を目指し、引き続き化学品原料をはじめ健康食品などの調達、輸出入の拡大を図るほか、SDGs(持続可能な開発目標)対応など新たな提案も積極的に進めていく。

     力を入れているのが海外。化学品原料や添加剤、機能加工薬品といった差別化商品をはじめ、電子材料や健康食品など成長著しい分野にも展開、実績も増えている。現在は東南アジア諸国連合(ASEAN)が中心だが、インドやスリランカなど南アジアまで広げていく。現地ローカル企業との連携も強化していく。また海外からの商材も積極的に輸入、国内市場に紹介していく方針で、最近は国内企業の事業撤退もあり引き合いも増えている。とくに同社はラボ機能を保有、品質保証を担保している。

     成長市場に据えるのが環境分野。欧州規制への対応商材や省エネ、リサイクル性に優れた商材のほか、作業性・生産性の向上に寄与する商材なども提案、トータルソリューションを進める。拡大が期待できるのが土木分野で、老朽化したインフラの更新需要に着目、防水シートが成果を上げているが、それに続く商材も出ているという。ライフサイエンスも有望視しており、健康食品・サプリメントに加え最近は農薬も成果が表れてきた。また半導体分野にも新たな力を注ぎ掘り起こしを図る。

     事業と並行し人材の確保・育成も推進する。この間、活躍しやすい職場づくりに向けた支援を進めているが、今後は女性の活躍にも注目していくほか、教育研修も力を入れていく。

     今後も化学品商社として地歩を固めつつ、新たな歴史に挑んでいく。
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