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  • 化学品商社特集 コニシ、車・電子電機向け販売強化
  • 2025年11月25日
  •  コニシは商社部門である化成品事業で自動車および電子電機分野への販売強化を推進する。自動車分野でHV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)といった次世代環境対応車向けに放熱材や耐熱素材をはじめとする新商材の提案を加速する一方、電子電機分野ではパワーモジュール向け材料を軸に半導体関連の売り上げ拡大を図る。昨今の米国の輸入関税の引き上げを背景に不安定化する国際情勢に対し、同社では顧客への安定供給を目的に原材料調達に努めている。強みであるメーカー機能の活用を含め、顧客の事業運営を強力にサポートしていく。

     化成品事業では、2027年3月期を最終とする中期経営計画において売上高(収益認識基準非適用)で775億円(24年3月期670億円)を計画しておリ、自動車および電子電機分野向けで66億円の売り上げ増を織り込んでいる。また、昨年6月に完全子会社化した化学品専門商社の丸安産業(大阪市)ではコンデンサー用商材の拡販に注力する方針だ。

     化成品営業本部では、以前からボンド事業と連携して高機能かつ環境負荷低減に寄与する独自製品の開発に取り組んでいる。製造プロセス向け商材で採用が進むほか、最終製品向け商材でも採用に向けたユーザー評価が進展中。多様化する顧客ニーズを背景に、同社の保有技術が活用できるなどの条件が合えば同社での対応も検討していく姿勢だ。

     先行き不透明感を増す国際情勢のもと、多方面の業界において、原材料調達の拡充を進めている。株式会社設立100周年を迎えた同社では、積極的な取り組みを通じてメーカー機能を併せ持つ商社として市場プレゼンスのさらなる向上に取り組んでいく。
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