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  • 化学品商社特集 三泰商事、受託製造強化で成長加速
  • 2025年11月25日
  •  三泰商事は、中国からの化学品輸入販売と受託生産・受託プロセス開発を手掛けるファインケミカル専門商社。中国の有力化学メーカーとの強固な信頼関係のもと、確実で安定した調達・供給体制を実現。大手にない迅速で緻密なサービスの提供で、日中間の商取引を支援している。

     2025年度上半期(1~6月)の業績は、24年度に続き好調を持続した。とくに電子材料用途の受託製造事業が伸長し、通期でも増収増益を見込むとしている。

     今後は、受託製造を中心に、企業規模のさらなる拡大を目指す。同社の受託製造は、シアノ化やニトロ化、高温高圧、水添還元、キラル化、精密蒸留、フロー合成など特殊反応を駆使する点が特徴。提携先を拡充することで、多様なニーズへの対応力を強化していく。

     化成品の輸入販売では、基礎化学品からファインケミカルまで幅広く取り扱うなか、とくに高純度溶剤のアセトニトリル(ACN)の提案を強化する。高品位・低不純物が特徴の同ACNは、世界トップの試薬会社に採用されている。これまでの供給実績と安定的な供給体制を訴求することで、さらなる拡販へとつなげる。

     また、新規ビジネスへの参入も模索する。現在、パートナ企業と共同で、BtoC向けの商材展開を計画中という。原料や中間体以外にもビジネスの幅を広げていく。

     さらに、経営基盤の強化も推進する。人員の増強を進めるとともに、26年にはオフィスの拡張を計画する。このほか、業務の効率化を実現するため、DX化を加速。経理業務に続き、今後は輸出入の販売システムにもAIを導入するとしている。

     王素峻代表は「顧客の問題解決を丁寧にきめ細かく実現することで、日中の懸け橋となるような事業を展開していきたい」と話す。同社のビジネスを通じ、顧客の事業拡大に貢献するとしている。
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