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  • 化学品商社特集 日栄薬品興業、硫酸・リン酸販売が好調
  • 2025年11月25日
  •  日栄薬品興業は、昨年就任した佐藤憲市社長のもとで始動した新体制で今年2年目を迎える。本流となる硫酸販売のほか化学品事業と機材・プラント事業を軸にした展開で着実な成長を目指す。硫酸では内需が減少するなか、顧客へのキメ細かい営業で存在感を発揮していく。昨年立ち上げた事業開発部で第2、3の柱となるビジネスを模索しており「新しい商材にも挑戦する」と佐藤社長は意欲を示す。

     日栄薬品興業は硫酸、リン酸、ホウ酸などの化学品、受託生産、機材・プラントを事業領域とする専門商社。創立以来、長期にわたって国内市場で確固とした信用基盤を築いてきた。

     2020年4月に組織改正を行い、機材・プラントを専門的に取り扱う営業第三部を新設した。主に硫酸を扱う営業第一部、硫酸以外の化学品、農業肥料などを手掛ける営業第二部との3部体制を敷く。

     今上期(4~9月)は、硫酸ほかリン酸など薬品類が好調に推移し増収増益で終えた。「硫酸は昨年、顧客の操業トラブルで販売ができずにいた影響もあるので楽観はしていない。来年以降も内需が厳しくなるなか、既存の調達網を生かしたキメ細かい営業で差別化を図りたい」(同)。海外からの輸入品では軽焼マグネシウムやホウ酸などが順調に推移し収益に貢献している。

     機材・プラント事業は工場などに据え付けるポリエチレンタンクを手掛ける。「大型案件は落ち着いているが、来年以降は見込み案件がある」(同)として営業努力を続ける。

     各部に若い人材を採用したことで年齢構成のバランスが良くなった。「人材育成にも力を入れる」(同)として、さらなる成長を目指す。

     ベンチャー企業のQRシステム(東京都昭島市、金子竜三社長)が開発するリクイドセラミックでは、大手企業とのサンプルワークを続けていく。
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