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  • 化学品商社特集 CBC、国内外で医薬品事業を強化
  • 2025年11月25日
  •  CBCは、今年4月に始動した中期経営計画「GRIT2・0 Brave the Future」の下、欧州における医薬品ビジネスが牽引し好調なスタートを切った。今年、創業100周年を迎え「開発型創造商社」として、商社とマニュファクチャリングの両機能を生かし、化学品商社にとらわれないビジネスを国内外で推進していく。

     今上期(4~9月)業績は、為替要因も追い風となり、好調だった前期(2025年3月期)の高水準ベースを維持した。国内外で半導体や医薬品関連事業が伸びたほか、注力する欧州やインド、台湾でのバイオ関連ビジネスが順調に推移した。

     同社はこれまで、恒常的に経常利益で100億円以上を維持できる企業力の確保に努めてきたが、今中計で150億円以上に引き上げた。今後も各事業の維持・発展を狙いとして、国内外で投融資を積極化していく。

     海外ではグループ会社の伊プロコスが、増強工事を進めてきた医薬品原薬・中間体の受託合成設備で稼働許可が10月に下り、生産開始した。加えて、新たに高活性医薬品向けの設備およびR&Dセンターの増強計画で約200億円の追加投資を決めた。29年度の稼働を見込んでいる。

     バイオ農薬などを取り扱うバイオガード事業については、天敵・益虫製造企業の伊バイオプラネットが実施している、益虫の生産能力向上を目的とする設備増強が今年夏に完了し、26年度に稼働する。同ビジネスは欧州での展開を中心に、市場のさらなる拡大を目的にM&Aの実施を検討している。

     一方、国内ではバイオ医薬品のシングルユース品の製造拠点として小田原工場を開設し、10月に生産開始した。グループ会社の日本純良薬品では、福井事業所の敷地内で電子材料向け化学品の生産棟の建設計画が具体化しており、28年度の稼働を見込む。また、本社オフィスの一部を7月に改装した。
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