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  • 化学品商社特集 明和産業、次期中計を「第2の創業」に
  • 2025年11月25日
  •  明和産業は、2026年3月期第1四半期(4~6月)において売上高・営業利益・経常利益すべてで前年実績を上回り、順調なスタートを切った。今期は現中期経営計画の最終年度にあたり、来期から始まる次期中計期間を「第2の創業」と位置付けている。中国で築いた強固なネットワークと事業基盤を土台に、車載電池やプラスチック分野における資源循環型ビジネスの拡大を図る。

     前期に続き、今期も難燃剤やベースオイルなどの主力製品が堅調に推移している。グループ会社の十全が取り扱う、半導体製造や水処理用途向けの無機薬品も引き続き順調。石油製品事業では、中国市場において環境対応型の次世代冷凍機油の展開を進めており、インド市場への本格展開に向けた準備も着実に進行している。

     中国ビジネスでは、電気自動車(EV)用中古電池のリユース・リサイクル事業を推進。25年4月にはリユース・リサイクル事業会社を設立し、使用ずみ車載電池の再利用ビジネスに参入。将来的には、日本や東南アジアへの横展開も視野に入れている。

     電気・電子製品の高性能化に不可欠な高機能樹脂・液晶ポリマー(LCP)については、中国・寧波聚嘉新材料科技(JUJIA)と代理店契約を締結。さらに、積層セラミックコンデンサー(MLCC)生産設備の製造・販売を手がける中国企業(Zizn社)の株式を取得し、装置分野での事業基盤も強化している。

     25年7月には、合成樹脂の製造機能を持つ化学品商社・タカロク(東京都港区)を子会社化し、再生プラスチック事業に本格参入した。さらに、再生プラ事業者・エコマックス(同大田区)との業務提携を通じて、3社協業による新たなビジネスモデルを構築。家電品、雑貨、OA機器などを対象に、リサイクル材を活用した樹脂ペレットの提供を開始しており、循環型社会の実現に向けた取り組みを加速している。
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