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  • 化学品商社特集 本町化学工業、次亜ソーの安定供給が強み
  • 2025年11月25日
  •  本町化学工業は、主力商品の次亜塩素酸ナトリウムをはじめ、固形塩素剤・凝集剤など水処理薬品を取扱う化学品商社。浄水や下水処理ほかプール向けに堅調な需要があり、自社工場で製造した製品を全国に安定供給できる強みを生かしていく。

     同社は、創業以来「水を守る」という企業理念を持ち「水の殺菌・消毒」にこだわり製品を拡充してきた。次亜塩素酸ナトリウムでは、「サンラック」の商品名で、殺菌料、医薬品、漂白剤、中和剤、酸化剤など幅広い用途がある。

     現在の生産拠点である野田工場(千葉県)、川崎工場(神奈川県)、泉北工場(大阪府)、高松工場(香川県)から各地に輸送している。工場で製造した製品をポリ缶やバッグ・イン・ボックス(BIB)の荷姿に小分けし輸送するサービスを提供する。

     工業用途のほか医薬品グレードや日本水道協会の認証品であるハイグレードサンラックを製造している。除菌用途では、純水で希釈してドアノブや机の除菌用に使い易くした次亜塩素酸ナトリウム0・05%製剤「サンラック500」や、ノロウイルスなど各種ウイルス対策に有効な次亜塩素酸ナトリウム0・1%製剤「サンラック1000」がある。

     今上期(1~6月)の業績は、前年を上回り推移した。ただ、天候に影響されることが多い次亜塩素酸ナトリウムは、「雨が少ないと使用量が減り、降りすぎると下水処理に問題が生じる」(同社)として、今夏の極端な天候による影響が懸念される。

     輸送の効率化・最適化が求められるなか、メーカーや同業他社との連携も開始した。そのため野田工場では大型タンクを増設したほか、ローリー車両を増やす計画だ。泉北工場は移転するため現在準備を進めている。

     昨年に続き、11月27~28日に東京ビッグサイトで開催される「ケミカルマテリアルJapan2025」に出展する。新商材も紹介する。
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