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  • 化学品商社特集 双日プラネット、内外の供給網安定化に一役
  • 2025年11月25日
  •  双日プラネットは、双日グループで合成樹脂領域を担う中核事業会社だ。樹脂をはじめとする素材から製品まで、幅広い用途にわたりグローバルに取り扱う。グローバルで進む石化メーカー再編の渦中において変化していくサプライチェーンの安定化においても、一役買う。

     今年9月には、浙江恒熙高新材料科技(浙江省)と多層MDOPE(一軸延伸ポリエチレン)フィルムのグローバル代理店契約を締結。日用品などの軟包材をターゲットに据え、PEのモノマテリアル化に貢献する。PA6樹脂・繊維大手の江蘇弘盛新材料(べストリー)とは、PA6のバージン品とケミカルリサイクル品を拡販し、国内外の家電やOA機器、包材向けにも提案する。欧州では同社ケミカル原料を使用した欧州初となる食品包材を展開予定だ。

     昨今、存在感を高めているのが医薬・医療分野だ。グループのプラマテルズが大手医療機器メーカーに納入する国内外ビジネスが拡大している。また、双日プラネットは、医薬品の錠剤包装などに用いられるプレススルーパッケージ(PTP)の水平循環の仕組み作りにも乗り出した。モノマテリアル化を実現する、独社製のポリプロピレン(PP)容器材(シート)およびフタ材(フィルム)の国内販売も推進中。

     強みの環境材においても、「グリーンポリエチレン(GPE)」の需要創出に向けた新規開発、生分解樹脂やリサイクル樹脂など商材幅出しを積み重ねている。

     同社は2027年4月1日にプラマテルズと統合を控える。グループ内の合成樹脂事業の経営効率化、ガバナンス強化が狙いで、双日プラネットとプラマテルズ両社の国内外の拠点を段階的に統合していく考え。26年度までの現中期経営計画の後半戦は、統合シナジーの発現に向けた準備期間ともなりそうだ。
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