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  • 北米特集 丸紅米国会社、既存事業「プラスα」で勝負
  • 2025年12月22日
    • 吉岡大地 機能化学品ユニット長
      吉岡大地 機能化学品ユニット長
     丸紅は、中期経営計画「GC2027」における成長ドライバーの1つに「既存事業の磨き込み・拡張」を掲げている。米州の機能化学品ビジネスにおいても「現地主導で市場・顧客の要求に応えながら既存ビジネスにプラスαの機能を付与し、領域や商材、エリアの拡大を図る」(吉岡大地機能化学品ユニット長)方針だ。

     機能材料領域における機能・領域の拡張及び磨きこみに向けて問われるのが、マーケットインのアプローチを前提に、顧客や市場に求められる材やサービスをいかに獲得・強化していくかだ。吉岡ユニット長は「伸長する市場に対する主体的な関与が重要。付随して投資機会があったり、成功モデルを横展開できるのが理想だ」と語る。

     そのために、常に意識している機能が①ワンストップショップ②現地一次加工③自社ブランド化④テクニカルサービス⑤これらを強化・獲得するための投資-であり、ユニット傘下の各事業はこの5つを基軸に拡大に努めている。

     「スペシャリティ」部門では、既存の感熱紙関連で専門人材によるテクニカルセールスとワンストップショップを武器に北米の大手ユーザーに食い込んでおり、同様のモデルを水処理剤などの新規にも横展開する。「エレクトロニクス」部門では、従来の半導体関連商材に加えてメディカル装置向けの商材に注力、商品群の拡充を急ぐ。包装フィルムを取り扱う「フィルム」部門は、調達したフィルム・関連商材のワンストップショップが特徴で、自社ブランド化により高シェアを誇るカナダでの経験を米国にも横展開中だ。「プラスチック」部門は、自動車用途を中心に樹脂コンパウンダー向けをメインに拡販中。将来はリサイクルコンパウンド品の取り扱いも視野に入れている。

     こうしたなか、トピックの1つが水処理剤事業の北米新展開だ。重金属補修剤で産業用途の取り扱いを開始した。環境規制の高まりや米国の製造回帰で需要が拡大しており、同領域でもグループの丸紅ケミックスと連携したテクニカルセールスの強みを発揮する。
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