大松栄太 社長
岐阜プラスチック工業(岐阜市、大松栄太社長)グループ初の海外事業拠点が、米国で始動したRISU AMERICA(インディアナ州シェルビービル、松村正俊CEO)。24年5月から米国で建設中だった大型新工場が今年9月に竣工、稼働を始め「日本の数倍以上の市場規模、高い成長性を持つ米国で、原料調達から製造・販売まで米国内完結体制し、米国経済に貢献していく」(大松栄太社長)向こう6年間で約6000万米ドル(約95億円)を継続投資し28年に米国売上高で3800万ドル(約60億円)が目標。
RISU AMERICAは、岐阜プラスチック工業グループ初の海外事業拠点。米国生産の樹脂製物流パレットは、35年以上にわたり磨き上げてきた軽量性、耐久性、環境性能を兼ね備えた高付加価値パレットで国内外顧客から高い評価があり米国市場でも4つの強みを持つ。(1)卓越した日本の熟練技術者の存在。米国で立ち上げ段階から日本人技術者の精鋭チームを派遣し匠の技術を根付かせた日本品質の安定的な供給体制を構築(2)長年培ってきた「自働化」ノウハウ。異常発生時、自動停止の仕組みなど、人の経験値に依存しない均一な品質で未経験者でも安定生産でき労働市場が不安定な米国において大きな強み(3)再生材活用や海洋プラ対応など環境技術。93年に業界初の“再生材100%パレット”発売し日本で30年以上にわたり環境製品先導の実績を米国でも展開、サスティナブル社会実現に貢献する(4)現地物流現場に沿ったカスタマイズ設計力。日本と異なるトラックサイズ、フォークリフト仕様、安全規格を徹底的に調査しパレット設計を米国基準でゼロから構築。
今後も米国の現地で経験するさまざまな事柄やノウハウを蓄積し「ユーザーイン」思考で顧客の物流課題に解決まで伴走するソリューション型営業を展開。次段階で構内ボックス、日用品、食品容器などグループ商材の展開も視野に広大な米国拠点を生かし事業領域を拡大する。