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  • 中国ビジネス特集 三洋貿易、現地スタートアップと連携
  • 2026年2月16日
    • 太田直樹董事長
      太田直樹董事長
     <三洋物産貿易(上海)有限公司>

     三洋貿易の現地法人・三洋物産貿易(上海)(STS)は、ゴム関連原材料、シート材など自動車内装材を中心とするモビリティ、バッテリー材料を扱うライフサイエンスなどの主要領域に焦点を当て、中国市場を深耕する。ゴム関連は四川道弘新材料(眉山市)との連携を強化し、PFAS(有機フッ素化合物)フリーフッ素系ゴムなどを提案。モビリティは中国スタートアップと連携し、中華系顧客の開拓に取り組む。

     三洋貿易は上海に現地法人を置き、広州にはSTSの分公司がある。STSはゴム関連材料、シルボンド(接着剤)、ライフサイエンス、化学品、モビリティの5部門で事業を展開。足元ではゴム関連原材料や化学品の販売は堅調に推移する一方、自動車部品関係は厳しい状況が続く。

     太田直樹董事長は「経営環境が厳しいが、2028年に成長軌道への回帰を目指す」と意気込みを語る。昨年6月にモビリティ部門内に「ビジネス開発グループ」を新設したのも、成長回帰戦略の1つだ。

     同グループは自動車内装部材の製造を手掛ける中国のスタートアップを発掘。共同で中国系ユーザーへのサンプル提供を行っており、年内の販売開始を目指す。中国特有のEV車内の居住性・快適性に対するニーズに、地産地消で応えたい考えで、「自動車内装とリビングインテリア、ヘルスケアを融合した市場の創出を目指す」(太田氏)。

     STSは現状、現地スタートアップ5社と協力関係を構築。将来の出資も視野に入れる。

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     合成ゴムはシリコーンゴムやアランセオのエチレンプロピレンゴム(EPDM)に加え、ガスケットやOリングなど自動車部品を主用途とする四川道弘のフッ素系ゴムを販売。同社とは今年、日本の展示会に共同出展し、PFASフリーフッ素系ゴムを紹介するなど協力を深めている。

     STSは四川道弘など中国サプライヤーと連携し、日本や東南アジア向けに合成ゴムや自動車内装材の輸出を増やしている。昨年は日本市場専門グループを発足。東南アジアでは自動車アフターマーケットに焦点を当てる。

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