雷国光董事長
<昭和興産(上海)貿易有限公司>
昭和興産の上海法人である昭和興産(上海)貿易は新ビジネスの開花に力を注ぐ。国内では「内巻」(ネイジュエン)という過当競争が激化するなか、来年からエレクトロニクスとメディカルの領域で新たなビジネスを立ち上げ、収益力の強化を図る。
2025年度は中国顧客の国産化切り替えによる輸入販売事業の縮小や、輸出面では海外顧客の需要減、中国政府によるアンチモン化合物の輸出制限などによって、苦戦を強いられた。
同社は03年に設立し、20年以上にわたり、日中ビジネスの架け橋を担ってきた。グループとして注力している重点戦略分野として環境、モビリティ・情報電子、ライフサイエンス、インフラの4テーマを設定している。
在中国日系メーカーにサプライヤーを紹介することもその一環。同社は長年中国側と良好な関係を築き、日系メーカーとの橋渡しの役目を担う。自動車用のワイヤーハーネスや電線向け樹脂および原材料などを国内外に供給している。
新たな柱で期待を寄せるのが、エレクトロニクス関連原料の拡販だ。いくつかの商材で中国のエンドユーザーは来年から本格的な量産体制に入る予定。昭和興産(上海)貿易の雷国光董事長は「これまで育ててきた芽が花開く」と期待を寄せる。エレクトロニクスを加えた全分野において付加価値の高い原料をメインに扱うことで、利益の拡大を目指す。
また、海外向け輸出ではメディカル関連製品ビジネスに着手する。中国産のパッケージとその関連部材や原材料を各国の現地法人を通じて東南アジア顧客向けに供給していく。東南アジアで実績を積み重ね、将来的には商材の拡充も視野に入れている。
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