• 大型特集
  • 中国ビジネス特集 安藤パラケミー、成長のカギは高機能製品
  • 2026年2月16日
    • 崔喜芝董事長
      崔喜芝董事長
     <安琶楽貿易(上海)有限公司>

     安藤パラケミーの中国現地法人である安琶楽貿易(上海)は主力事業である危険化学品の輸出入に引き続き力を入れる。中国のローカルメーカーとの関係性強化や新規原料の取り扱い拡大などを計画。人材教育も実施し、ワンストップで顧客をサポートする体制をより強化する。

     2025年は中国経済の停滞や日系企業の競争力鈍化などの影響を受けたものの予算を達成した。米国の関税政策により、ワックス関連の輸入量は予算から約半分ほど減少した一方、ローカルメーカー向けの販売が伸長したことが予算達成の要因の一つだという。ローカルメーカーは価格を重視する傾向が強いため、今後は価格メリットと高性能を両方持つ日本製品・海外製品を提案していくことで売り上げを確保していく。

     中国国内で競合のない製品の提案にも注力する。ワックスの輸入量減少を一部サポートする形で日本メーカーの可塑剤を中国国内で展開。製品自体は以前から取り扱っていたが、中国国内のサプライヤーが製造できないような高い機能性を有する可塑剤を取り扱うことで24年から実績を積み重ねている。特徴のある製品は伸長が期待できるため、今後も積極的に訴求していくという。

     売り上げの70%を占める輸出事業では、中国品の提案強化と強みを生かした運営体制の両輪で事業を展開する。安藤パラケミーは中国を原料調達の重要拠点に位置づけている。比較的安価な中国品の品質を安藤パラケミーとして担保して提案するといった商流にチャンスがあると見込む。

     日本との連携も強化しており、製品の調達・在庫・品質保証・製造・販売までをワンストップで顧客をサポートする体制が同社グループの強みだ。また、中国スタッフを対象とした日本での研修制度も検討しており、化学品に関する専門知識と品質意識の向上を図ることで顧客により安心と信頼を提供できる事業体制を整備する。

     ◇

    上海市黄浦区福州666号 華鑫海欣ビル24階D3 電話+86―21―5352―1779
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)