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  • 中国ビジネス特集 岩瀬コスファ、日本産原料でプレゼンス
  • 2026年2月16日
    • 黒木大輔副総経理
      黒木大輔副総経理
     <科絲発国際貿易(上海)有限公司、同(広州)有限公司>

     岩瀬コスファの現地法人・科絲発国際貿易(上海)および科絲発国際貿易(広州)は、高付加価値な日本産原料の輸入販売・処方開発を主軸に、競争が過熱する中国化粧品原料業界でプレゼンスを高めている。中国化粧品原料業界は法規制の厳格化など、年々舵取りが難化するなか、同社は現地ラボ機能の活用や、長年培ってきた処方開発力、そして築き上げた信頼を武器に活路を見いだす。

     2025年12月期は中国化粧品原料市場の成長鈍化に加え、現地メーカーの台頭による価格競争が激化。他業界と同様に「内巻」(過当競争とそれにともなう産業全体の疲弊)が進行し、厳しい市場環境を強いられた。品目によっては日本からの輸入品と比べて半値で取引されるケースもあるという。

     岩瀬コスファは国内外にラボを有しており、上海、広州の拠点でも研究面でのグローバル連携を強化。顧客目線に立った処方開発を通じ、最終製品に近い形で提案することで差別化を図っている。その結実の一つが、サプライヤーと共同開発品した紫外線吸収剤だ。25年に中国ローカル大手への採用が決まり、実積を伸ばしている。このほか、スキンケア、メイクアップ向けの感触改良に寄与する粉体原料をサプライヤーと共同開発し、中国のみならずグローバル市場へ上市した。

     科絲発国際貿易(上海)の黒木大輔副総経理は、「高付加価値製品ながらも現地企業から高い評価と信頼を得ている」と語り、激戦の中国市場における存在感を強調する。

     岩瀬コスファグループは中国、韓国、ベトナム、タイ、インドネシア、アメリカ、フランス、モロッコの8カ国に海外拠点を展開する。この強固なネットワークを活用し、新たな収益の柱として期待を寄せるのが、中国産原料の海外輸出だ。サンケア、スキンケア向け原料を中心に、各拠点を通じて世界展開を加速させていく。

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     上海市黄浦区打浦路1号 金玉蘭広場西ビル1110室 電話+86-21-6301-3939
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