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  • 中国ビジネス特集 NRS、上海で倉庫契約し収益拡大
  • 2026年2月16日
    • 松本誠営業本部経理
      松本誠営業本部経理
     <日陸物流(上海)有限公司>

     <上海日陸北方物流有限公司>

     NRSは、中国国営企業とかねて進めていた上海市金山地区の倉庫契約締結を終え、間もなく運用を開始する。新たに加える機能をテコに競争力を底上げし、収益の上積みを目指す。拡大する中国からの輸出ビジネスにも注力し、従来の化学品に加え、半導体や電池といった成長産業の製品や関連材料で、中長期的な物流需要の増加を捉えたい考え。

     中国では、日陸物流(上海)と上海日陸北方物流のグループ会社2社で、石油化学製品や半導体、インキ、塗料など、危険物を含む幅広い製品の物流サービスをカバーしている。

     NRS100%子会社の日陸物流(上海)が運用を開始する上海市金山地区の倉庫は、1500平方メートルで、そのうち500平方メートルは2~8度Cの温度管理スペースとなる。取り扱いが可能な品目も多岐にわたる。上海市内で使用してきた複数のチャーター倉庫の機能を集約する新拠点として運営し、業務の効率化・スピード化を図るほか、保税やマイナス温度帯の管理倉庫の検討も進めており、需要に応じて多様なソリューションの展開を想定する。

     浙江省嘉興市に有する7200平方メートルの自社危険物倉庫では、倉庫業務やコンテナリースなどを手がける。危険物の適正な管理が求められるなか「危険物保管の安全性や各種法規制への対応、セキュリティといった事業の品質が他社との差別化要素だ。中国国営企業との関係構築により事業基盤の安定性も追求してきた」(松本誠営業本部経理)と語る。

     他方、上海日陸北方物流は国営企業との合弁会社で、輸出入を手配するフォワーディングや輸送業務を担う。中国で化学品や電子材料などの国産化が進むにつれ、「輸入よりも輸出に関連したビジネスの機会が増加してきた」(同)として、ISOタンクコンテナの取り扱い基数を増やし輸出増加に対応する。「中国政府の方針転換や米国の関税政策など不確定要素はあるが、事業環境の変化に柔軟に対応していく」(同)構え。

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    四川北路事務所=上海市虹口区四川北路525号 宇航大厦8F-809室 電話+86-21-6393-5008
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