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  • 半導体材料特集 ケイ・アイ化成、BMI類 新プラント完成
  • 2025年8月25日
    • BMIサンプル
      BMIサンプル
     ケイ・アイ化成は、ビスマレイミド(BMI)類で半導体市場において貢献する。BMI類は、基板・積層板や複合材に使用される樹脂の耐熱性・強靱性向上に役立つ。静岡県磐田市の新プラントが完成し、来期からの本格稼働を予定。既存のプラントと合わせ、中期的な需要拡大に対応できる。クミアイ化学グループ一体となって、成長市場における需要を取り込んでいく。

     クミアイ化学工業子会社のケイ・アイ化成はBMI類、各種有機中間製品などの製造販売および研究開発を主力事業とする。化成品についてはクミアイ化学グループ共通で、育成に注力している。

     とくに半導体市場の基板材料として使われるBMI類の成長が著しい。約40年前から基板材料向けに展開してきたが「ここ10年でさらに需要が高まってきた」(同社)という。需要地は日本から台湾や韓国、中国などに広がった。日本の半導体産業の復興にも期待する。

     BMI、BMI―70、BMI―80の3種を主力としており、ユーザーはニーズに合わせて使用する製品、配合量を変え強度や耐熱温度を調節している。基板メーカーなど顧客の研究開発担当者と密に交流し、ニーズに沿った製品・技術サービスを提供していく。

     BMIは、古くから知られる化合物のため今後、中国など海外勢の進出が予想される。同社は長年にわたる実績と信頼性、安定供給能力を強みに半導体市場における地位を堅持する考え。そのための投資も惜しまず、新プラントを完成させた。BMI樹脂の分析・評価装置を揃え、自社で迅速にデータ提供できる点も強みだ。併せて人材の採用活動にも注力し、中・長期的な需要の増加に対応していく。

     なお、クミアイ化学工業も半導体材料を育成しており、最先端半導体メモリープロセスで使用する高純度硫化カルボニル(COS)ガスを製品化した。グループの総合力を生かし、事業拡大につなげる。
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