オルガノテクノロジーの本社入居ビル
オルガノテクノロジーは、台湾の半導体市場向けに超純水製造装置を納入しており、域内で7割以上のシェアを握る最大手だ。大手のファウンドリーやメモリーメーカーなどを顧客に抱え、装置の設計からメンテナンスまで一貫して手がけるのが強み。足元はユーザーの海外展開のサポート、後工程の次世代パッケージ向けの超純水需要などで売り上げが拡大しており、今期も過去最高の業績を見込む。
オルガノは1996年に台湾事務所を開設し、2005年に台湾現地法人を設立。競合に先駆けていち早く進出し、台湾半導体市場の成長を支えてきた。装置の設計から組み立て、試運転、納入後のメンテナンスまで全て現地で行うため、約350人の大所帯で顧客をフルサポートしている。新竹、台中、台南、高雄の主要エリアにメンテナンス拠点を構え、スタッフが日々、ユーザーの工場に出入りしているという。
上杉泰弘 総経理
ユーザーが海外展開を加速するなか、最も近い窓口として台湾拠点の重要性が高まっている。スペックなどの重要事項は台湾で詳細を詰めるためだ。また、米国などの半導体工場に超純水製造装置を設置する場合、台湾でモジュール部品を製造し、分割納入することでコスト削減や早期の立ち上げを実現している。
後工程の次世代パッケージでも超純水のニーズが広がっている。従来、後工程では逆浸透膜(RO膜)を通した純水などが使われていたが、次世代パッケージは前工程並みの品質レベルが要求され、超純水の需要につながっているようだ。「オルガノは安定した高い純度の超純水を短納期で装置を納入でき、納入後のサービスも強みになっている」(上杉泰弘総経理)と最先端の後工程でも市場をリードする考えだ。
高い水処理技術を最先端プロセスにも応用し、半導体製造におけるウエハー上のダメージや腐食を抑える新技術も展開し、ビジネスを拡大していく。