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  • 台湾特集 台湾岡畑産業股份有限公司(岡畑産業)、低誘電材料 取り扱い強化
  • 2025年11月10日
     台湾岡畑産業股份有限公司は、低誘電材料の取り扱いを強化し、高速通信分野で使われるプリント基板やフレキシブルプリント基板(FPC)などのニーズを捉える。第2の柱として期待するのがメディカル用途の高純度ポリマー。そのほか日本メーカーと台湾メーカーを仲介し、電子材料などの受託製造(OEM)ビジネスの拡大を図る。高付加価値かつニッチな事業を積み上げ、売上高で2ケタ成長を継続していく。

    • 野上恭平 董事長
      野上恭平 董事長
     同社が強みとする人脈を生かし、日系メーカーが手がける低誘電向けの材料、添加剤、フィラーなどを取り扱う。AIサーバー用などの低誘電基板市場をリードする台湾の基板メーカーに供給する。通信の高速化で低誘電のニーズが高まっており「上期に新規材料のサンプルワークを終えており、下期に量産採用を目指す」(野上恭平董事長)。

     そのほかFPCや封止材向けの需要も取り込むほか、「放熱」や「ソリ抑制」などの切り口からも材料を提案していく。今後は半導体工程用部材の原料供給も担い、ポートフォリオを拡充していきたい考えだ。

     足元では日系メーカーが台湾に進出し、原料調達のニーズが生まれており「中国拠点と連携し、日系メーカーの台湾拠点に中国や台湾から原料を供給していく」(同)。

     高純度ポリマーは生体適合性などが求められるメディカル分野をターゲットに定める。差別性の高い商材を取り扱い、ニッチ市場で存在感を発揮する。

     OEMは電子材料や樹脂成形品の仲介を行っており、サプライチェーンの多様化に取り組む日系メーカーに、高い技術力を持つ台湾メーカーを紹介している。一方、難易度の高い材料の生産を目指す台湾メーカーに、日本メーカーを紹介するパターンも増えているという。

     基礎化学品などの汎用樹脂は、中国品の流入で厳しい市場環境にあるが「バイオマス品など環境対応を切り口に付加価値の高いビジネスに転換していく」(同)。
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