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  • 台湾特集 茂森商事有限公司(茂森商事)、合成ゴム再生工場建設へ
  • 2025年11月10日
     茂森商事有限公司(台湾台北市)は環境事業を拡大する。グローバルで推進するカーボンニュートラル&サーキュラーエコノミー社会の構築に貢献する再生樹脂と合成ゴムのリプロセス品を取り扱う。再生樹脂は、台湾で回収した使用ずみ消費材や工程端材を使用した再生ポリプロピレン(PP)、再生ポリエチレン(PE)の展開を広げ、合成ゴムのリプロセス品では、台湾に新会社を設立し、専用工場の建設を計画する。

     茂森商事は、2003年に台湾に設立。日本製のPPやPE、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)などのプラスチックやスチレンブタジエンゴム(SBR)やブタジエンゴム(BR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、イソプレンゴム(IR)といった合成ゴムを主に台湾企業と取引している。台湾の主要顧客が生産拠点を東アジア各国に広げるなか、同社の事業も同地域に拡大する。

    • 趙文生 CEO
      趙文生 CEO
     再生PP、再生PEは、日本への出荷量が増加しており、趙文生CEOは「アフターマーケット向け内装材、外装材といった自動車パーツなどでの使用量増加が期待できる」と話す。いずれの再生樹脂はリサイクル材の国際的な自主基準である「GSR認証」ずみで、食品接触可能なFDA適合品の供給も可能とする。

     合成ゴムのリプロセス品については、新会社「晉祥英化學工業股份有限公司」を資本金4000万元(約2億円)で設立した。現在、台湾での工場購入について検討を進めており、趙CEOは「候補を絞って交渉しており、可能な限り早く稼働させたい」と意気込む。専用工場では年1000トン以上の生産能力を確保し、規格外品と同等品質かつ低価格での供給を目指す。SBRやBRなどのリプロセス品を生産していく考えで、台湾市場で需要が堅調なシューズやコンベヤーベルト向けへの販売を想定する。
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