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  • 中国特集 ハリマ化成グループ、3つの事業で存在感向上
  • 2025年9月22日
    • 片山幹生 上席執行役員ローター社社長兼CEO
      片山幹生 上席執行役員ローター社社長兼CEO
     <哈利瑪化成管理(上海)有限公司/杭州哈利瑪電材技術有限公司/杭州杭化哈利瑪化工有限公司/東莞市杭化哈利瑪造紙化学品有限公司/山東杭化哈利瑪化工有限公司/ローター社>

     ハリマ化成グループは、中国を重要な市場と位置付け、製紙用薬品、樹脂化成品、電子材料の3つの事業を展開している。1990年代の進出から製造設備を増設し、現在7つの工場からなる生産ネットワークを持つ。

     製紙用薬品事業では、紙板紙生産量最大国である中国において3つの地域に製造拠点を構え、国内の製紙産業が集中している沿岸部の顧客に効率的に製品を供給できる体制を整えている。食品包装用紙や家庭紙での安全基準が強化され、より安全性の高い薬品が求められている中、食品接触基準に準拠する高性能な紙力増強剤に加え、ロジンエマルションサイズ剤や湿潤紙力増強剤を展開し好評を得ている。また汎用ポリアクリルアミド(PAM)系紙力増強剤の効果を高める助剤、抄紙工程での乾燥負荷を低減する薬剤も実績化し、品揃えを増やしていく。今後も人や環境に配慮した商品・技術の開発を推進し、製紙プロセスを多面的に支えるソリューションを提供していく。

     樹脂化成品事業では、松から得られるロジンをベースとした印刷インキ用樹脂、粘接着剤用樹脂、合成ゴム用乳化剤を主力製品に、変化するニーズに応える。中でも、電子商取引(EC)の普及にともなって需要が高まった段ボール用ラベル向けの水系粘着付与剤や、印刷のデジタル化、小ロット化で伸長している紫外線硬化型インキ用樹脂で攻勢を強める。また経営と製造の合理化を進め事業の効率化を図る。

     電子材料事業では自動車、電子製品、家電分野向けにソルダーペーストを中心に製造。自動車向けは高耐久鉛フリーソルダーペーストのラインナップを拡充するほか、3月に自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格「IATF 16949」認証を取得し、より信頼性の高い製品・サービスを提供。さらに、活況を見せる5G通信機器産業では、電機メーカーを主要顧客に拡販を進めている。
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