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  • 化粧品総合特集 川研ファインケミカル、独自素材の併用提案強化
  • 2025年9月29日
  •  川研ファインケミカルは、安全性と機能性を重視した各種界面活性剤や化粧品基剤を幅広く取り扱う。長年の実績と高い技術力を活用した製品開発により、顧客の多様なニーズに応えている。

     競争力の強化に向け、独自素材の組み合わせにより、付加価値を追求した処方提案を積極的に行っている。2020年に上市した、毛髪ハリ・コシ剤「カワテクトSAS」では、自社の界面活性剤との併用によるさまざまな処方例を紹介。寝ている間に髪のケアができるナイトケア製品向けの処方では、カワテクトSASと両性界面活性剤「ソフタゾリンLPB-R」を配合することで、低摩擦化と寝ぐせの抑制を確認している。

     同様の組み合わせで、高湿度環境下における毛髪のうねり抑制、ヘアカラー後の褐色抑制作用などの新たな効果も見いだし、毛髪リペア剤としての販売強化を図っている。いずれの処方例もベース素材はアミノ酸型界面活性剤「アラノンALE」であり、川研ファインケミカルの強みを活用したオリジナル処方として他社との差別化を図っている。

     また、スキンケア向けアミノ酸型界面活性剤「アラノンCBK」が好調だ。一般的にアミノ酸型界面活性剤は、すすぎ時に肌がぬるつきやすく、身体洗浄剤には不適とされている。しかし、アラノンCBKは洗浄時に水道水中の金属塩と結合し、不溶性のスカムを形成することで、ぬるつきを抑えながらもさっぱりとした仕上がりを実現する。

     アラノンCBKは新規性がありながら、肌への優しさや低刺激性といったアミノ酸型界面活性剤本来の特徴を維持しており、洗い上がりのさっぱり感を好む日本人のニーズも捉えている。洗顔料やボディソープ向けに提案を強化し、採用拡大を目指す。

     海外事業の拡大に向け、埼玉工場と福井工場でハラール認証の取得を進めており、化粧品の需要増加が期待されるアジア全域での販路拡大に力を注いでいく。
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