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  • 化粧品総合特集 当栄ケミカルグループ、中国開拓へ規制対応進む
  • 2025年9月29日
  •  化粧品向けに植物由来の脂肪酸エステルや鉱物油由来の流動パラフィン(LP)を提供している当栄ケミカルグループ。高精製技術を駆使して高品質な素材を作ることが可能で、安心して化粧品に使用できる点を訴求し、国内外で伸ばしていく。

     当栄ケミカルの植物由来脂肪酸エステルは化粧品用途での実績を積み重ねている。パルミチン酸エチルヘキシルはクレンジングやベビーオイルなどの基剤として用いられており、堅調に推移。イソノナン酸イソノニルはパルミチン酸エチルヘキシルとは異なる感触を与えられるといった点が評価され、基剤として採用され始めてきた。

     グループの三光化学工業(大阪府忠岡町)も高精製技術を得意としており、不純物や臭気を限りなく除去したLPを作ることができる。品質の高さなどが認められ、クレンジングオイルや各種クリームの基剤などに利用されている。

     LPは引き合いが強く、フル稼働が続いている。安定供給を果たしつつ、海外でも拡販したいことから、本社内に高精製設備を1基増設する。今年11月の完工、稼働の予定で、LPの生産能力は年間100トン増える。将来的には高精製設備をもう2基導入することを視野に入れている。

     三光化学は植物由来脂肪酸エステルも生産しており、一部は化粧品に用いられている。また、26年初旬の完成、運用をめどに製品タンク2基を新設。製品の安定供給体制を強化する計画。

     海外展開については中国を狙いに定めている。高精製LP(SPタイプ)「No.380-SP」は中国ドラッグマスターファイル(DMF)に登録ずみ。各種LP、植物由来脂肪酸エステルのミリスチン酸イソプロピルとパルミチン酸イソプロピルは中国国家薬品監督管理局(NMPA)への登録を完了しており、同国で販売できるよう法規制への対応を進めている。
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