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  • 台湾特集 台湾宇津商事股份有限公司(宇津商事)、半導体と非半導体両輪に
  • 2025年11月10日
     台湾宇津商事股份有限公司は、半導体分野と非半導体分野の両輪で事業拡大に乗り出す。台湾メーカーの高純度薬品を日本の半導体メーカーに拡販するほか、非半導体分野で食品や化粧品などの販路を開拓する。宇津商事グループは今春、マレーシア拠点を立ち上げており、シンガポール、マレーシアの両拠点と連携し、グローバルビジネスを加速する。新市場として期待されるインド半導体市場もターゲットの一つで、現地に進出する台湾メーカーをサポートする。

    • 穴澤美優 セールスマネジャー
      穴澤美優 セールスマネジャー
     半導体分野では高純度薬品の日本への輸出に力を注ぐ。長年にわたって日本の大手半導体メーカーに安定供給を続けており、実績をテコに新規開拓に取り組む。日本の高純度薬品メーカーの撤退や縮小もあり、商機を掴む。タッグを組む台湾の高純度薬品メーカーはグリーンケミカルにも力を入れており「回収やリサイクルといった周辺ビジネスも視野に入れる」(穴澤美優セールスマネジャー)。

     非半導体分野では主力の建材向け保護フィルムに続く柱を育成する。日本と台湾の間で食品や化粧品、化学品、日用品などをターゲットに取り扱い商材を拡大する。ポートフォリオの拡充によって事業の安定化にもつなげたい考えだ。

     各拠点との連携も重要なテーマとなる。M&Aで初めて立ち上げたマレーシア拠点は倉庫を併設しており、台湾の商材を在庫販売することも可能。

     宇津商事グループとしてインド市場の開拓に力を入れており、グローバルで連携を図っていく。すでに宇津グループとして実績が積みあがってきているインドローカル企業との関係性を軸に、複数の案件が進んでいるという。

     新しく2人の現地スタッフを採用し、事業拡大に向けて体制面も整った。他方、宇津商事の海外拠点として初めて現地スタッフを日本の本社で研修させるプログラムを始動させた。2019年設立の台湾宇津商事は長期目線での人材育成にも取り組み、台湾拠点の基盤を固めていく。
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