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  • シンガポール特集 森六シンガポール、エコロジー添加剤を拡販
  • 2025年11月17日
    • 滝井裕介 社長
      滝井裕介 社長
     森六シンガポールはシンガポール内外での添加剤を主力とするケミカル事業の製品群を取り扱うなか、2025年は化学プラント向けの天然由来添加剤の販路拡大に注力する。まず化学品製造の川上でバイオマス導入のニーズを押さえつつ、将来的には納入先が製造する川下製品の取り扱い開始もにらむ。市場開拓型の新ビジネスにつながる有望案件と見込んで育成を急ぐ。

     新たに取り扱いを始めたエコロジー添加剤は、シンガポール内外の樹脂・有機酸メーカーへの拡販、そして近隣国の重要顧客向けに実績化を果たした。滝井裕介社長は「大きなビジネスへと育てていきたい」と強調。バイオマス系製品の普及に向けて納入先メーカーを川上・川下の両面からサポートする構想を描く。

     もう1つの主要テーマは、グループ会社でフィルム加工を手がける四国化工との連携だ。東南アジアで半導体・電子部品サプライチェーンへの参入を狙うなか、新たに共押出多層フィルムを提案。清浄度が高くコンタミの心配が少ないクリーンフィルムを展開し、新たに開発した65%以上のバイオマス原料を使用した環境配慮型の超クリーンフィルムも計画中である。

     このほか導電性材料や日用品向け剥離剤などの拡販も進むが、包材市場向けでは機能性材料の提案を強めた。焦点の1つは価格高騰が続く酸化チタンの代替で、無機系複合材による置き換え提案を開始。白色マスターバッチに代わるフィルムへの練り込み用途などを見込み、東南アジアの包材に根強いコスト低減ニーズをすくい上げる。

     第14次中期経営計画で「シナジー最大化」が1つのテーマとなるなか、今後は本社やASEANの各国法人にこうした提案プロセスなどを共有。ケミカル事業内部で拠点をまたいだシナジー発現を目指す。
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