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  • 化粧品総合特集 OEM/ODMメーカー 東洋ビューティ、市場起点の製品提案強化
  • 2025年9月29日
  •  東洋ビューティは、市場調査に基づいたマーケットイン型の製品提案体制を本格化させる。顧客ニーズが多様化するなか、市場の動きを捉えた柔軟な開発体制で迅速な提案を実現する。その一環として、2025年1月に「企画マーケティング戦略本部」を設立した。市場のトレンドや消費者インサイトを継続的に把握し、営業・研究・生産など各部門と連携した迅速な製品開発体制を担う。

     同本部は、社内の各部署が保有する情報やノウハウを集約し、企画機能として一元管理する役割も果たす。従来は営業起点での動きが中心だったが、現在は品質管理や生産なども巻き込んだチーム編成で、顧客ごとの課題に応じた最適なメンバーをアサイン。部署間の連携で提案の精度とスピードを高めている。

     フェムケア分野はその成果の一例だ。同社では女性特有の悩みに対応する製品開発に力を入れており、とくに昨今はデリケートゾーンのケアに着目。使用部位の特性を踏まえ、膣粘膜上皮モデルを用いた独自の安全性評価の試験法を確立した。日本では未整備の領域に先行して基準を構築し、安全性を軸に差別化を図っている。

     さらに、生理周期と肌状態の関係性に着目したPMS向けスキンケアや、更年期世代向けのメノポーズケアなど、新カテゴリーの創出にも取り組む。こうした企画は、独自の市場調査に基づく「健康的なライフスタイル」「エシカルな暮らし」など5つのメガトレンドをベースに進められており、一貫した戦略の下で製品化されている。

     同社の主力原料であるビタミンC誘導体も再評価を図る。両親媒性の特徴を生かした応用提案やエビデンスの再整備によって、改めて市場浸透を狙う考えだ。

     情報発信にも注力する。営業・研究・企画の混成チームで制作する月1回のメルマガは、市場動向や技術情報をタイムリーに提供し、良好な反響を得ている。サンプル提示にとどまらず、課題解決策を明示することで、提案の説得力を高めている。
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