高保湿スキンケア「ラクトデュウ S.E.マスク」を発売する
ヤクルト本社は、主力のヤクルトレディによる訪問販売に加えて、通販や店舗販売など販売チャネルの多様化や、商品ラインアップの強化、エステサロンにおけるサービスの拡充で顧客へのプレゼンス力を高めていく。
同社の化粧品事業・Yakult Beautiens(ヤクルト ビューティエンス)は、自前の研究開発機関や製造設備を保有しているほか乳酸菌飲料の販売チャネルであるヤクルトレディによる訪問販売が強みである。訪問販売は顧客への対面販売による直接的な商品提案とカウンセリングができる主体的なチャネルであるが、そこでは接点を持てない新たな顧客層の獲得を目指し、通販などEC(電子商取引)のほかドラッグストアやバラエティショップなどの販路拡大も模索している。
訪問販売において「シーズンプロモーション」と称して、新商品やセールなどメーカー目線ではなく、季節ごとのお手入れ方法やお客さまの肌悩みなど顧客目線のコミュニケーションへの切り替えを進めている。
また、通販専用商品のスキンケアブランド「ラクティフル」の販売をテコ入れする。2023年から、若年層などなじみのなかったお客さまに対してアプローチするために展開してきたが、新規顧客獲得のため今秋からシートタイプのマスクを販促アイテムとして商品購入者に提供し、顧客満足を高めることで継続愛用につなげていく。
こうした販売戦略の強化とともに商品開発にも余念はない。主力商品である高保湿スキンケアシリーズ「ラクトデュウ」では、2025年10月27日から「ラクトデュウ S.E.マスク」を全国で発売する。「ラクトデュウ」はヤクルトの乳酸菌生まれの保湿成分であるS.E.(シロタエッセンス)を配合した保湿効果の高い基礎化粧品シリーズで、今回、肌にたっぷりのうるおいを与え、乾燥による小ジワを目立たなくし、ふっくらとしたハリに満ちた素肌へと導くシートマスクを発売した。また、毎日、手軽にケアをできるように7枚入りの販売形態とし、2500円(税別)とお求めやすい価格帯に設定した。これまでのスキンケア製品に、シートマスクを加えることで製品群を拡充し、「ラクトデュウ」のさらなるシェア拡大を目指す。
また、同社は、既存顧客へのサービスや使用アイテムの拡大、新規顧客づくりなどを目的に販売会社によるエステサロンビジネスを支援している。販売会社は、エステサロンでヤクルトの化粧品を使ったフェイシャルトリートメントを実施し、化粧品の効果が高まるアドバイスを行っている。ヤクルト本社は、エステ関連の費用補助やエステシャンの教育研修、施術プログラム開発などのサポート体制を整えている。今後は、顧客満足拡大および新たな顧客層の獲得を目指し、体の内外に働きかけるトリートメントなどヤクルトらしいサービスの拡大を検討している。