「オバジX バイタライズリフトクリーム」をリニューアル発売した
ロート製薬は医薬品や再生医療分野で培ってきた知見を生かし近年、スキンケア事業に注力している。最先端の研究成果から生まれた成分を配合し、「機能性にこだわった化粧品」を提供すべく、科学的なアプローチ「サイエンスベース」に基づいた商品展開を加速。9月にはエイジングケアクリーム「オバジX バイタライズリフトクリーム」をリニューアル発売。市場が拡大し続けるエイジング市場の取り込みに余念がない。
同社の2030年度の売上高目標は4150億円(24年度売上高は3086億円)。売り上げを牽引する事業として注力しているのがスキンケア事業だ。同社のスキンケア商品は「肌ラボ」シリーズ、「メラノCC」をはじめ、ヒアルロン酸やビタミンCなど、独自研究に基づいた成分を高配合した商品設計で人気化している。
なかでも、01年に発売を開始した「オバジ」シリーズは、同社スキンケア事業の先駆けとなる商品だ。米国のスキンケア研究の第一人者、ドクター・オバジ氏の「本来の機能を上手に働かせることで、より健康で、生まれ変わったような美しい素肌を目指す」という皮膚科学に基づいた考え方と「医薬品開発と同様に、機能性の高い化粧品を作りたい」という同社の思いが合致。オバジ氏の理論を基に、同社がこれまでに培ってきた知見を生かし、開発・販売した。
同シリーズは、高濃度のビタミンCを含有し、シミや毛穴のケアなどに対応した「オバジCセラム」(01年発売開始)と、エイジングの根本原因にアプローチし、肌のハリと弾力を蘇らせる「オバジXクリーム」(07年発売開始)などの人気商品がある。
Xクリームは、5回目のリニューアル。これまでも独自研究から生み出された成分を配合し「乾燥によるしわが気になる」「肌のハリが気になる」といった年齢を重ねてきた肌質の改善を目指してきたが、今回は「緩みに全集中」と銘打ち、肌を引き上げる「張力」に注目した商品設計になっている。
張力アップを実現した新成分が最先端の皮膚研究から生み出された保湿成分「パワーリフトテクノロジーEX」だ。さらに、2000年代から「エラスチン」に着目し研究を重ねてきたが、独自の4種の保湿成分を配合し、角層の奥深くまで浸透させるディープターゲットデリバーを採用。うるおいとハリ・弾力のある肌に導く。肌に塗ったクリームが乾くと、肌に膜を張り、肌を引き伸ばす「フォルムキープクリーム」設計となっている。
同社は昨年から、コーポレートスローガンを「ロートは、ハートだ。」に変更。肌や心身の健康寿命延伸のため、医薬品・再生医療分野で培った知見を生かし、エビデンスに基づいた成分で消費者のニーズを捉え、心(ハート)を動かす商品開発を徹底していく。