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  • 化粧品総合特集 レゾナック、ビタミン誘導体に新機能
  • 2025年9月29日
  •  レゾナックは、ビタミンC誘導体「アプレシエ(APPS)」、アスコルビン酸PM(APM)、ビタミンE誘導体「TPNa」を機能性化粧品原料の注力製品に位置づけ、米国・中国・韓国を中心にグローバル展開を強化している。日本や中国では、消費者が美容成分で化粧品を選択する“成分買い”の傾向が続いており、保有機能を裏付けるエビデンスを持つ独自原料の引き合いが強くなっている。

     米国では、皮膚科学的な知見を反映させた「ドクターズコスメ」の流行に着目。しわ・シミの改善といったエビデンスの豊富さを強みに、展示会などを活用した提案強化を図る。中国では、規制強化に対応しつつ、製品の認知拡大を推進。現地企業の成長を見据え、日本での実績をアピールすることで採用拡大を目指す。

     韓国では、一般化粧品からドクターズコスメまで多角的にアプローチを行う。同国では高濃度配合を謳う純粋ビタミンCが主流だが、少量でも安定して効果を発揮するレゾナックのビタミンC誘導体の優位性を訴求していく方針だ。

     また、独自原料の新たな機能性として、ビタミンP 誘導体「メチルヘスペリジン」の毛髪伸長、太さ改善作用を見いだした。メチルヘスペリジンはビタミンCの抗酸化作用の強化や血行促進機能が知られ、スキンケアや入浴剤向けに展開していたが、養毛への用途が拡大したかたちだ。今後、ヘアケア市場の開拓を進めていく。

     メチルヘスペリジンの毛髪伸長作用を検証する細胞試験では、男性ホルモン添加後に毛髪成長を促進するたんぱく質の発現が増加し、抜け毛を促す因子が抑制された。さらに、ex vivo(生体外)試験では、毛髪の伸長と太さの有意な促進も確認した。医薬品に比べ心理的ハードルが低い、女性向け育毛化粧品市場とメチルヘスペリジンは親和性が高いとみて、提案を強化していく。
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